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 指導者に見てほしい【野球が下手になる練習法】

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相変わらずTwitterやnoteでは、野球理論が活発に議論されています。

コロナということもあり、今はインプットに時間をさける時期かもしれません。

今日は野球の練習法について書いていきます。

毎日やっているであろう練習です。

とても単純な練習なのですが、動きを間違えるとやればやるだけ下手になります。

強豪校の選手でも勘違いをしている選手が多くいます。

 

トスバッティング(ペッパー)です。

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西部ライオンズ 山川選手

この練習は通常、二人組で行います。

投げ手と打ち手に分かれて、打ち手はなるべくワンバウンドで相手へ返すというのが一般的なやり方です。

『ワンバウンド=ゴロ』と解釈している人が90%くらいなのではないかと思います。

 

しかしこれが落とし穴です。

『ワンバウンド=ゴロ』の解釈では、ドアスイング養成所になってしまいます。

なぜならば、ゴロを打とうとするあまり、ヘッドを操作させて上から潰すようなスイングになってしまうからです。

試合に活かせる練習ではありません。

近い距離、ゆっくりとしたスピード感だからこそ、意識の範囲内で理にかなった動きを続けていくべきです。

練習の時間としては非常に短いですが、この積み重ねができない選手に伸びしろは感じません。

理想のトスバッティング

僕のおすすめは、ノーバウンドで返す事です。

いい具合に手首の無駄な力が抜けて、ヘッドが遅れて出てきます。

また自然とボールの軌道にバットを入れるようになります。

そのまま力を入れて振ればホームランになるというスイング軌道に自然と近づきます。

 

僕は大学時代の毎日練習で20球ノーバウンドで返していました。4年間です。

無意識にバットの軌道がボールに対して最適な軌道を描くようになり、おかげさまで神宮通算打率は.340を記録しました。

必ず結果につながる練習ですが、解釈を誤ると下手になっていきます。

 

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とくに指導者の方は、概念をしっかりと伝えることが大切です。

概念を与えて思考を促す事が、選手の成長をどんどん加速させていきます。

次回は、すべてのアスリートに共通する「走り方」について更新したいと思います。